中央競馬【GIII】フェアリーステークス
フェアリーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。
競走名の「フェアリー(Fairy)」は、妖精を意味する英語。神話や伝説に登場する気まぐれで、人間と神の中間的な存在の総称。主に羽を持つ小さな少女の姿で表現される。
概要
1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」が、本競走の前身。1994年より現名称に変更された。創設時は暮れの中山競馬で施行していたが、2009年から1月上旬の施行に変更。施行距離は当初芝1600mだったが、1991年から2008年までは芝1200mに短縮。2009年から再び芝1600mに変更された。これにより、クイーンカップを含めて桜花賞のトライアルへ向けた3歳牝馬クラシック路線が整備された。
外国産馬は1993年から、地方競馬所属馬は1996年からそれぞれ出走可能になったほか、2009年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。
競走条件
以下の内容は、2017年現在のもの。
出走資格:サラ系3歳牝馬、除未出走馬および未勝利馬
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(認定馬のみ、3頭まで)
- 外国調教馬(8頭まで、優先出走)
負担重量:別定(馬齢重量(54kg))
- 日本馬:収得賞金1800万円以上は1kg増
- 外国馬:重賞競走1着馬は1kg増
賞金
2017年の1着賞金は3500万円で、以下2着1400万円、3着880万円、4着530万円、5着350万円。