中央競馬【GIII】愛知杯

愛知杯

愛知杯(あいちはい)は、日本中央競馬会 (JRA) が中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走 (GIII) である。競馬番組表での名称は「農林水産省賞典 愛知杯」と表記している。
正賞は農林水産大臣賞、愛知県知事賞。

概要

1963年に創設された4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走で、当初は中京競馬場の砂2000mで行われていた。1970年に中京競馬場の芝コースが完成し、以降は芝2000mで定着。施行時期は幾度かの変遷を経て、2015年は休止し2016年からは1月開催となった。
1972年に内国産種牡馬の奨励と保護策の一環として父内国産馬限定競走に指定され、以来2003年まで父内国産馬限定の重賞競走として行われてきたが、内国産種牡馬もリーディング上位を争うようになったことに加え、牝馬の出走機会を広げ、優れた牝馬を育成することを目的とした牝馬重賞競走体系整備の一環として、2004年より牝馬限定戦に変更されるとともに外国産馬も出走可能になった。地方競馬所属馬は1998年と1999年、および2006年より2014年まで出走可能だったが、2000年から2005年まで、および2016年からは出走できなくなった。また、外国馬も2006年より出走可能になった。

競走条件

以下の内容は、2017年のもの。

出走資格:サラ系4歳以上牝馬、2016年1月16日以降2017年1月8日まで1回以上出走馬、除未出走馬および未勝利馬

  • JRA所属馬
  • 外国調教馬(9頭まで、優先出走)
  • 負担重量:ハンデキャップ

賞金

2017年の1着賞金は3600万円で、以下2着1400万円、3着900万円、4着540万円、5着360万円。