中央競馬【GIII】武蔵野ステークス

武蔵野ステークス

武蔵野ステークス(むさしのステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。競馬番組表での名称は「東京中日スポーツ杯 武蔵野ステークス」と表記される。
競走名の「武蔵野」は東京都と埼玉県にまたがる洪積台地で、南は多摩川から北は川越市付近まで広がっている。また、東京都中部にある武蔵野市は、吉祥寺を中心に商業・住宅地として発展している。
「東京中日スポーツ」は、中日新聞東京本社が発行するスポーツ紙。同社より寄贈賞の提供を受けている。
正賞は中日新聞社賞、地方競馬全国協会理事長賞。

概要

1996年に新設された、4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走。2014年より、本競走の1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が付与されている。
創設時は5月に東京競馬場のダート2100mで行われていたが、ダート競走体系の整備が進められた2000年にジャパンカップダート(2014年より「チャンピオンズカップ」に改称)が新設されると、本競走はダート1600mに短縮のうえ施行時期も秋の東京開催に変更され、ジャパンカップダートの前哨戦に位置づけられた。
創設時より外国産馬が出走可能なほか、地方競馬所属馬は1997年から、外国馬は2000年からそれぞれ出走可能になった。

競走条件

以下の内容は、2015年現在のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬(外国産馬含む)
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定(3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減)

  • 2014年11月15日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
  • 2014年11月14日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金

2015年の1着賞金は3700万円で、以下2着1500万円、3着930万円、4着560万円、5着370万円。