地方競馬【JpnI】JBCレディスクラシック
JBCレディスクラシック(ジェイビーシーレディスクラシック)は、日本のJBC実行委員会と施行競馬場を管轄する地方競馬主催者が、各地の競馬場で持ち回り開催する重賞競走(JpnI)である。
農林水産省より賞の寄贈を受けており、正式名称は「農林水産大臣賞典 JBCレディスクラシック」と表記される。
農林水産大臣賞、ジャパンブリーダーズカップ協会会長賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、神奈川県馬主協会会長賞、よみうりランド賞、管理者賞(2016年)。
概要
アメリカのブリーダーズカップに範をとりながら、将来的にダートの各カテゴリー(年齢・性別・距離など)におけるチャンピオン決定戦とすべく、生産者が主導して実施する「JBC競走」のひとつとして、2011年に創設された。2001年より施行しているJBCクラシック・JBCスプリントとともに、2015年現在は3つのJpnI競走が同一日に同一の競馬場で施行される。開催地は固定されておらず、各地の競馬場が持ち回りで施行している。
日本グレード格付け管理委員会の取り決め規定により、創設から2年間はダートグレード競走としての格付けはされず、2011年は「(南関東)S1」、2012年は「重賞」として施行された。2013年より日本グレード格付け管理委員会によって、JpnIに新規格付けされた。
施行距離はダート1800mを原則としているが、施行場の距離設定の都合により前後する場合がある。
競走条件
以下の内容は、2016年現在のもの。
競走条件:サラブレッド系3歳以上の地方競馬および中央競馬選定馬(牝馬限定)
- 地方競馬所属馬:8頭
- 中央競馬所属馬:6頭
- 父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(JBC協会)に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬
- 下記のトライアル競走を優勝し、優先出走権を付与された馬
- その他の馬は、JBC出走馬選定委員会により選定
父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能(当該馬について過去に支払われた追加登録料は、本年も有効とする。ただし、本来支払うべき追加登録料が過去に支払われた追加登録料を超える場合は、その差額を支払うものとする)。
負担重量:定量(3歳54kg、4歳以上55kg(南半球産3歳1kg減))
優先出走権
優先出走権トライアル競走競走名 | 格・条件 | 競馬場 | 施行距離 |
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レディスプレリュード | JpnII | 大井競馬場 | ダート1800m |
上記のほか、各地区地方競馬で施行される一部の重賞競走が「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権の付与はないが、選定にあたってその成績が重要視される。
賞金
2016年の賞金額は、1着4100万円、2着1435万円、3着820万円、4着410万円、5着205万円、着外手当30万円。