地方競馬【JpnII】レディスプレリュード

レディスプレリュード

レディスプレリュードは、特別区競馬組合が大井競馬場ダート1800mで施行する地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、統一JpnII)である。農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 レディスプレリュード」と表記される。2010年まではTCKディスタフとして施行されていた。TCKとは東京シティ競馬(大井競馬場の愛称)の略である。
副賞は、農林水産大臣賞、特別区競馬組合管理者賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会会長賞、東京都馬主会理事長賞(2017年)。

概要

2003年に地方競馬全国のサラブレッド系3歳以上牝馬による準重賞競走として施行。2004年から重賞として創設され、格付けは南関東SIII。2003年より地方競馬の全国交流競走として施行されていた。2010年よりGRANDAME-JAPAN・古馬シーズンに指定されている。
以前はジャパンブリーディングファームズカップ(JBC)施行当日に、地方競馬版のブリーダーズカップ・ディスタフに相当する競走として行われており、名称もそこからつけられていた。大井競馬場で開催される年はアンダーカードとして施行され(2003年、2004年、2007年)、2005年もJBC当日(この年は名古屋競馬場で施行)に行われた。2006年と2010年はJBCが南関東公営競馬の競馬場にて実施され開催日程が調整されたため、JBC当日の施行ではなかった。
2011年からは『JBCレディスクラシック』が創設されるために発展的解消を行い、新たに中央競馬所属馬を含めた新重賞『レディスプレリュード』として施行されることが発表された。なお、南関東公営競馬のサイトでは「TCKディスタフ」からレース名称を変更するという説明がなされている。これに伴い、Road to JBCに指定された。
なお、レディスプレリュードと改められた2011年以後2年間は、日本グレード格付け管理委員会の取り決めで、ダートグレード競走としての格付けなしで施行されていた。2013年に同委員会によりJpnIIに格付けされた。
なお、2012年までは地方所属馬に限り本競走の上位2着までにクイーン賞の優先出走権が与えられていた。

競走条件

以下の内容は、2017年現在のもの。

出走資格:サラブレッド系3歳以上牝馬

  • 中央競馬所属馬が5頭
  • 南関東地区所属馬が7頭
  • 南関東地区以外の地方所属馬が4頭
  • スパーキングレディーカップで優勝した地方所属馬には本競走の優先出走権がある。

負担重量:別定(3歳は53kg(南半球産馬は2kg減)、4歳以上は55kg

上記を基本重量とし、更に以下のように斤量が課せられる

  • 本年9月29日より過去のGI及びJpnI競走1着馬は2kg増、GII及びJpnII競走1着馬は1kg増が課せられる。(ただし2歳時の成績は対象外)

賞金

1着3100万円、2着1085万円、3着620万円、4着310万円、5着155万円、着外手当18万円。