地方競馬【JpnII】兵庫ジュニアグランプリ

兵庫ジュニアグランプリ

兵庫ジュニアグランプリ(ひょうごジュニアグランプリ)は、兵庫県競馬組合が園田競馬場ダート1400メートルで施行する地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、統一JpnII)である。
副賞は、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、関西スポーツ5社賞、(一社)兵庫県馬主協会会長賞、兵庫県競馬組合管理者賞(2016年)。

概要

兵庫県競馬組合では、中央競馬および他地区との交流促進という全国的な流れから、それまでのアングロアラブ系競走馬に加え、1999年よりサラブレッド系競走馬を導入するようになり、その年デビューした2歳馬(当時は3歳馬)の全国交流戦として、兵庫県競馬初の統一ダートグレード競走として同年よりスタートした。このレースは年末の全日本2歳優駿や、兵庫県所属馬にとっては園田ジュニアカップに向けても重要なステップレースと位置づけられている。2007年に、JpnIII競走からJpnII競走に格上げされた。
2007年までは、指定競走「プリンスリートロフィー」の上位2頭に優先出走権が与えられていた。現在は、重賞兵庫若駒賞がその役目を担っている。
2016年の第18回までに、地方所属馬の優勝は4回ある(2005年、2009年、2014年、2016年)。地元・兵庫は2着3回があるものの、まだ勝利していない。
現在は兵庫県競馬組合設立周年記念シリーズのメインレースとして開催されている。また、これまで笠松競馬場で11月23日に施行されていた全日本サラブレッドカップがダートグレードの申請を取り下げたため、2005年から休日開催が可能となった(ただし、2007年・2008年・2012年~2015年は平日に開催)。
2015年までは、農林水産大臣賞がつき「農林水産大臣賞典 兵庫ジュニアグランプリ」の名称で行われていた。
これまで12回行われた中での優勝馬のうち、4頭が障害競走を経験している(アドマイヤタッチ、ミスイロンデル、エースインザレース、タイセイブレーヴ)。

競走条件

以下の内容は、2016年現在のもの。

出走資格:サラブレッド2歳

  • 中央競馬所属馬5頭
  • 地方他地区所属馬4頭
  • 兵庫県所属馬3頭

負担重量:定量(牡馬・せん馬は55kg、牝馬は1kg減(南半球産3kg減))

賞金

1着2,200万円、2着528万円、3着264万円、4着176万円、5着132万円。